CPC大腸・胃内視鏡クリニック

過敏性腸症候群(IBS)外来

IRRITABLE BOWEL SYNDROME過敏性腸症候群(IBS)外来のご案内

  • 「検査では異常がないと言われたが、お腹の調子がずっと悪い」
  • 「急な腹痛や便意が不安で、外出や通勤が辛い」
  • 「会議中、授業中にお腹が痛くなり集中できない」
  • 「食べるたびにお腹がゴロゴロしてトイレに行きたくなる」
  • 「緊張するとお腹が痛む、下痢をする」
  • 「外出前になると頻回にトイレに行く」

このような悩みをお持ちではありませんか?

過敏性腸症候群(IBS)は、血液検査や内視鏡検査で炎症や腫瘍などの明らかな異常が見つからないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感に伴って、下痢や便秘が慢性的に繰り返される疾患です。
当院では、消化器病専門医・指導医による専門外来にて、患者様一人ひとりの症状に合わせた適切な治療を行っています。

1. 当院のIBS外来の特徴

  • 専門医・指導医による確かな診断
    日本消化器内視鏡学会指導医である白倉立也が診療を担当します。単なる症状の聞き取りだけでなく、Rome IV診断基準に基づいた的確な診断を行います。
  • 「除外診断」のための高度な内視鏡検査
    IBSの診断において最も重要なのは、大腸がんや炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)などの器質的疾患ではないことを確認することです。当院の高度な内視鏡技術により、苦痛を抑えた精密な検査で病変の有無を確実に診断します。
  • 多角的なアプローチ
    生活習慣の改善、食事療法(低FODMAP食の指導など)、薬物療法を組み合わせ、患者様のライフスタイルに寄り添った治療計画を提案します。

2. 治療の流れ

IBSの治療は、まず「他の重大な病気が隠れていないか」を確認することから始まります。

  1. 問診・診察
  2. 症状の期間、便の形状、ストレスの関与、アラームサイン(血便、体重減少、発熱など)の有無を詳しく伺います。
  3. 検査(必要に応じて)
  4. 血液検査や大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を検討します。特に40歳以上の方や家族歴のある方には、内視鏡検査による除外診断を推奨しています。
  5. 診断・タイプ分類
  6. 症状に基づき、「下痢型」「便秘型」「混合型」「分類不能型」のいずれに該当するかを判断します。
  7. 治療の開始と継続
  8. まずは生活習慣の改善から着手し、症状に応じて段階的に薬物療法を導入。再評価を行いながら、症状の安定を目指します。

3. IBSの治療に関して

日本消化器病学会のガイドラインに基づき、エビデンスのある治療を段階的に行います。

■ 生活習慣の改善と食事療法

規則正しい生活と十分な睡眠が基本です。食事に関しては、刺激物や高脂質食を控え、最近注目されている「低FODMAP(フォドマップ)食」(小腸で吸収されにくい糖質の制限)の概念を取り入れたアドバイスも行います。

■ 薬物療法

症状のタイプに合わせて、以下のような薬剤を選択します。

  • 高分子重合体:便の水分量を調節し、便性を整えます。
  • 消化管運動機能調節薬:腸の動きを正常化させます。
  • プロバイオティクス:腸内細菌叢(フローラ)を整えます。
  • セロトニン受容体拮抗薬/作動薬:腸の過敏な反応を抑え、下痢や便秘を改善します。
  • 粘膜透過性抑制薬:腸のバリア機能を修復します。

IBSは命に関わる病気ではありませんが、QOL(生活の質)を著しく低下させます。「体質だから」と諦めず、ぜひ一度ご相談ください。