口から肛門に至る消化管に慢性炎症が起きる疾患を炎症性腸疾患IBDと呼びます。
大まかには潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)及びクローン病(Crohn’s Disease)をさします。
どちらの病気も原因は不明ですが、免疫機能の異常、遺伝、食物、腸内細菌などが関連していると考えられています。対症療法がメインですが、治療法の進歩により緩解状態を維持できる方が増えています。
以下の症状に当てはまる場合には内視鏡検査を強くお勧めします。
- 数週間継続する下痢(一日4-6回以上の排便)
- 血液の混ざる排便
- 食欲不振
- 腹痛、腹部不快感
- 残便感
- 全身倦怠感
- 貧血
- 発熱
- 体重減少