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CPC大腸・胃内視鏡クリニック

豆知識

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食生活と癌のリスク

1.
「健康型食生活」
野菜、果物、大豆食品、海藻、きのこ、牛乳、豆、ヨーグルトを多くとる食生活
日本人男性では大腸癌のリスクが低くなります。
2.
「伝統型食生活」
漬物、塩蔵魚卵、塩から、魚介類、味噌汁、米を多くとる。一方で、パン、パターはあまりとらない食生活
塩分が多いため、胃がんのリスクが高くなります。
3.
「欧米型食生活」
牛・豚肉、鶏肉、チーズ、パン、バターを多くとる食生活
日本人女性では大腸癌のリスクが高くなります。

大腸内視鏡検査は楽です。

『そんなの嘘だ』という声が聞こえますが、大腸内視鏡検査自体は基本的に楽な検査です。
確かに検査の前に、2リットル近くの腸管洗浄液を飲まなければ、大腸の中に存在する便や食べ物の残りカスを排泄することが出来ません。すると、折角検査を受けても、観察が不十分になってしまいます。

(腸管洗浄液がおいしく無いのは、ある程度割り切って頂かなければなりません。そもそも折角口から入れたものを直ぐに肛門から出してしまうという事は、生理的な事ではありません。時代が時代なら『貴様一服盛ったな』となる訳です。
そうです、腸管洗浄液は消化管に対する弱毒です。殆ど消化も吸収も出来ない科学的な物質を各薬剤メーカーが調合しています。そこに香料などで味付けしていますが、基本的には毒なので、皆様が受け付けないのは当たり前の自己防衛システムなのです。又毒なので、下痢をする前に嘔吐してしまう方もいらっしゃいます。事前に外来を受診して頂き、様々なチェックを受けて頂いても、副作用が出現する事もあります。どうしても味付けが我慢出来ない方の為に、錠剤の洗浄剤を内服して頂く方法も有ります。インタビューの際にお知らせください。)

前処置下剤の効力が不十分だと、わざわざ沢山下痢をして、排便に通って頂いた労力も、検査を受けに来て頂くために割いた時間も全て無駄になってしまいます。

こうなることを防ぐためにも、普段の排便状況の確認や腹部手術を受けた事が有るのか?
手術を受けた事が無くても、子宮筋腫の様に大腸を圧迫する事で排便状況に影響を与える疾患をお持ちでは無いのか?

検査の前に一度来院して頂き、インタビューと腹部の診察、採血をさせて頂く事になります。
持病をお持ちで内服加療を受けておられる方は、お薬手帳を忘れずに御持参下さい。
(当院では、インターネット若しくは電話で事前外来の予約をして頂き、待ち時間の短縮を図っております。)

事前診察の結果、検査の前日から下剤を内服して貰う必要のある方、検査の前に消化の良いものを食べて貰わないとならない方、検査用の食事を食べて貰った方が良い方などなど、申し訳ありませんが当方で割り振りをさせて頂きます。
当日下剤を当院で内服して貰う方、御自宅で内服をして頂く方もこちらで指定をさせて頂く場合もあります。

『ほら見ろ、下準備が面倒で大変な検査じゃ無いか!』

そうです、下準備に関しては皆様に乗り越えて頂くハードルがいくつか有ります。このハードルに関して高いと感じるか低いと感じるか、これは個人の感覚の違いがあります。流石に当院でのハードルの高さ調整は困難だと思います。申し訳ありません。

『じゃあ何が楽なの?大腸内視鏡は辛いって聞いてるよ!』

こんな声が聞こえてきます。
確かに一部には大腸内視鏡検査が辛い方がいらっしゃいます。
腹部手術を受けられた方、結腸憩室による癒着のある方、手術をしていなくても女性特有の疾患で癒着のある方、鼠径ヘルニアのある方、直腸脱の方数え上げればきりがありません。
無理をする事無く、それぞれの腸管の流れや走行に合わせて内視鏡を挿入する事で、大腸内視鏡検査は楽に受けられるようになってきます。

当院では基本的に大腸内視鏡検査の際に、鎮痛剤と鎮静剤の注射を行います。
声を掛ければ目が醒める、殆どの方がうとうととする程度の一種の静脈麻酔です。
また、患者様により、ベストなパフォーマンスを導き出せるように内視鏡を選択します。
殆どの患者様は、内視鏡を受けていたかどうかもわからないうちに検査が終わります。

当院院長は26年に渡り内視鏡検査に携わってきました。
最近では、日本で一番大腸内視鏡検査が行われている松島クリニックで10年に渡り年間2000件以上の大腸内視鏡検査の担当をして来ました。
出来る限り苦痛の無い様に、出来る限り楽に検査を受けて頂けるように、日々上質な大腸内視鏡検査を受けて頂く為に研鑽を積み、後輩の指導にあたって来ました。

内視鏡検査時に使用する空気は炭酸ガスを用います。炭酸ガスは腹腔鏡手術の際にも使用されます。安全性に問題は有りません。炭酸ガスは空気よりも吸収される時間が短く、呼吸により速やかに体外に排泄されます。

検査時間はポリープ切除を行わなければ10分程度です。
検査が終わった後、しっかりと目が覚めている事を簡単なチェックを受けて頂き確認致します。

胃内視鏡検査は辛いです。

殆どの方が胃内視鏡については、辛いと言うと思います。
私自身も辛いと思います。はっきり言って楽な検査では無いと思います。

しかし、「鎮静剤」を上手く利用することによって、辛いイメージのある胃内視鏡検査を出来るだけ負担を少なくして、受けていただくことが可能です。(※多少個人差がありますのでご了承ください。)しかもより詳細にしっかりと観察を行うことができます。私の体験談も含めて、なぜ鎮静剤を使用するのか、なぜ楽に検査ができるのか、をご紹介したいと思います。

私は、今から20年位前、胃内視鏡検査を覚えた頃に自分でも胃内視鏡を受ける機会がありました。
『人様に内視鏡をする立場なのだから、どの様に飲めば楽なのか色々試してみよう』内視鏡を受ける直前まで、そんなことを考えていました。
ところが、内視鏡が始まったとたん、全ての心構えは無駄になりました。どうやっても、楽になりません。息を整えてください、力を抜いてくださいとか、周りで看護師さんも、先輩医師もいろんなことを言ってくれます。
その時、自分がそれまで患者さんに言っていた言葉を色々思い出し、そして色々試してみました。
残念ながら太刀打ちできません。自分にとって勝てる相手ではありませんでした。
私に内視鏡を施行して下さったのは、その病院の中では1、2を争う、お上手な先生でした。
然し、胃内視鏡が終わった後の感想は

『こんなもの人が飲むものじゃない』
でした。

その後、鎮静剤を使用して胃内視鏡検査を受ける機会がありました。
『なんだ、最初からコレにしてもらえばよかった。』
これが、正直な感想です。

鎮静剤を使用しなくても、咽頭麻酔(喉の麻酔)だけで問題なく胃内視鏡検査を受ける事が可能な方も沢山おられます。
しかし、咽頭反射が強い方には、咽頭麻酔だけでは事足りない方も沢山いらっしゃいます。
その方々のために、最近では経鼻胃内視鏡が発達してきました。
然しながら、内視鏡の直径が細いので、得られる情報量に限界があります。

現在日本ではピロリ菌の感染者が減り、近い将来に欧米諸国並みの低い感染率に到達すると予想されています。
これに伴い、胃癌の罹患率もどんどん低下しています。
しかし、ピロリ菌非感染者でもリスクが低いだけで、胃癌にはなる可能性はあります。
ピロリ菌感染を伴わない胃癌は非常に見つけにくく、かなり詳細な観察が必要です。

このために、当院ではあえて「大学病院並みの観察が可能な、標準の経口胃内視鏡を採用」しました。
そして、より詳細な観察を可能にするために、当院ではしっかりと観察を行っても、苦にならない様に、「胃内視鏡にも積極的に鎮静剤を使用」します。

最近の傾向として、ピロリ菌感染者が減るに従い、逆流性食道炎の方は増えています。
食道癌は喫煙、アルコール多飲などが原因とされております。
近年、喫煙者は減ってきておりますが、アルコールを多飲される方には、まだまだ喫煙者が多いため、食道癌の罹患率は低くなっていません。

検査を楽に受けて頂くのは、もう当たり前だと思います。
当院では、更に一歩踏み込み、より詳細にしっかりと観察をする事を目的として鎮静剤を用います。
自分が胃内視鏡検査を受けるときには積極的に鎮静剤を使用してもらいます。 出来るだけ楽に検査を受けていただくことにより、次回の検査の時にマイナスなイメージがないため、再度検査を受ける良いきっかけになります。楽ではない検査を受けると当然悪いきっかけになります。

折角貴重な時間を割いて検査を受けに来られるのです。
将来的にはAIが手助けをしてくれる様になるかもしれませんが、それまでの間は出来る限り詳細な検査を行い、見落としを極限まで減らせるように努力をします。